~東洋医学から見た「秋」の特徴~
秋は呼吸機能を司る「肺」の機能が活発になります。
肺は五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で一番上にあり、口鼻と通じているため外気の影響を多く受けます 。
これからの時期、気温も下がるため、呼吸器系のトラブルや皮膚のシワ・髪のフケなどが目立つと言われています。
そんな季節に取り入れたい「秋のオススメ食材」
▶ゆり根◀
なかなかお目にかけない食材ですよね。
お正月のイメージを持っている方もいるかな?
実は秋の健康と美容を支えてくれるスーパー食材❤
~ゆり根の効果~
■便秘解消
食物繊維が豊富に含まれているので、腸の働きを助け、便秘改善に効果的です。
食材 | 食物繊維含有量(100gあたり) |
ゆり根 | 5.4g |
たまねぎ | 1.5g |
レタス | 1.1g |
にんじん | 2.8g |
ほうれん草 | 2.7g |
■利尿作用
カリウムが豊富で、体内の余分な水分を排出し、むくみの解消を助けてくれます。
食材 | カリウム含有量(100gあたり) |
ゆり根 | 740mg |
ほうれん草 | 690mg |
じゃがいも | 340mg |
にんじん | 320mg |
トマト | 290mg |
■滋養強壮
中国では古代から滋養強壮の薬として疲労回復や体力増強のために食されていました。
日本では大正時代に本格的に食すようになりました。
それまでは万葉集や古事記に出てきますが、食した記載はなく、江戸時代に入って1697年「全農全書」に栽培方法や食べ方が載っています。
■免疫力向上
寒暖差の激しい季節は粘膜系がやられやすいです。
喉、鼻は特に。
ゆり根は免疫力UP効果が高いので、風邪やインフルエンザの予防に役立ちます。
■精神安定
ストレスや不安を軽減するのに役立ちます。
憂いの秋 女心と秋の空
と例えられるように、気持ちが不安定になりやすいです。
特に涙を流すような気持ちは「肺」「大腸」を弱らせます。
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ゆり根のビタミンCはでんぷんで守られているので熱に強く90%残ります。
ただし、炭水化物の高カロリー食材なので食べすぎに注意してくださいね。
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